全身血まみれ葛西「不思議と笑顔がこぼれてくる」1年9カ月ぶりフリーダムズ広島大会

 「プロレス・フリーダムズ」(31日、広島産業会館西館)

 フリーダムズが昨年1月以来、1年9カ月ぶりとなる広島大会を開催した。2部構成で行われ、第1部はフリーダムズの選手と西日本に拠点を置く選手の全面対抗戦「ダムズVS西日本大激突」を開催。第2部は葛西純プロデュース興行「広島デスマッチカーニバル」が行われ、座席間隔を空けた会場には満員札止めとなる410人の観客が詰めかけた。

 葛西はメインの「~仁義なき戦い~蛍光灯300本+αデスマッチ」で正岡大介とタッグを組んでビオレント・ジャック、竹田誠志組と対戦。粉々に砕けた蛍光灯で全身血まみれの死闘を繰り広げた。最後は正岡が力尽き、勝利は手にできなかったが、マイクを握った葛西は「負けちまって心底悔しい。でも不思議と笑顔がこぼれてくる。なぜだか分かるか。コロナ禍で広島に来られない期間があったけど、2年ぶりに広島に帰ってきたからだよ!」と絶叫。客席に向かって「久しぶりにフリーダムズのデスマッチを見られてうれしいですか」と問いかけると大きな拍手が起こり、「こんなうれしいことはない。また近いうちにこの広島に帰ってきます!」と大会開催を約束した。

 地元広島出身のレイパロマ、デビルマジシャン、岡田剛史、近野剣心の4選手も参戦。レイパロマはパンツがずり落ちてお尻が丸出しになりながらも逆さ押さえ込みで勝ち、会場を沸かせた。デビルマジシャンはラフファイトを展開。折れたバットの先端を岡田の頭に突き刺したり、火炎攻撃も敢行。「知り合いがたくさん見に来てくれていたので気合が入った」と、プランチャーやフィッシャーマンズ・スープレックスも繰り出した。

 血まみれになりながらもアンクルホールドで勝利を飾った岡田は「コロナ禍でお客さんもみんな鬱憤(うっぷん)がたまっていたと思う。久々の広島大会ということで、地元の選手が最後をしっかりと勝利で締めくくれて良かった」とうなずけば、近野も「満員のお客さんの中で戦えたのは光栄です」と来場してくれたファンに感謝していた。

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