「プロレス・スターダム」（１７日、後楽園ホール）

　１２組がレッドゴッデスとブルーゴッデスの２組に別れて争うタッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」が開幕。レッドゴッデス公式戦でワールド・オブ・スターダム王者の林下詩美と上谷沙弥の優勝候補タッグが大江戸隊のくせ者コンビ、鹿島沙希、フキゲンです★組に敗れる波乱があった（○フキゲン－●上谷、エビ固め、８分１９秒）。

　相手組のダーティー攻撃に苦しみながらも、林下のパワー殺法と上谷のアクロバティックな攻めで反撃。最後は上谷がフキゲンを捕らえて変型みちのくドライバーＩＩのスタークラッシャーでトドメを刺したかに見えたが、フキゲンは巧みに勢いを利用して丸め込み、まんまと３カウントを奪った。

　黒星発進に林下は「大事な初戦、あの２人にまさかの３カウントを取られました」と淡々と話し、涙を流す上谷を「大丈夫。まだあるから、残りを全勝しよう」と激励。上谷が「めちゃくちゃ悔しいです！」と絶叫して走り去ると、林下も思わず「私も悔しいです」と口にした。