奥本貴之&下町俊貴が気合の会見 グリーンツダ8・8枚方興行 小中高生250人招待

 ボクシングのグリーンツダジムが6日、オンライン会見を開き、8月8日に枚方市総合体育館で自主興行「CRASH BOXING VOL23in枚方」を開催することを発表した。メーンイベントを務める元日本スーパーフライ級王者・奥本貴之(29)とセミファイナルに登場する日本スーパーバンタム級7位の下町俊貴(24)が会見に出席。東京五輪閉会式と同日の開催となるが、両者とも「オリンピックに負けないような試合をします」と声をそろえた。

 奥本は53キロ契約8回戦で日本スーパーフライ級11位の仁平宗忍(27)=ワタナベ=と対戦する。19年12月に日本王座3度目の防衛に失敗。昨年12月に再起戦に臨んだが、まさかの判定負けに終わった。後がない状況に追い込まれたが「年末にタイトルマッチを組んでもらえるようにいい内容で勝ちたい」と力を込めた。下町は対戦相手がまだ決まっていないが、「誰が決まっても勝てるように準備します。勝ってタイトルに挑戦してもいいと思ってもらえるように頑張ります」と意気込んだ。

 本石昌也会長によると今回の試合内容が良ければ、両選手を年末にタイトル戦に挑ませる計画もあるという。グリーンツダジムからは19年フェザー級全日本新人王・前田稔輝、拓大出身の期待の新鋭・柴田尊文も登場する。

 興行は本石会長の地元である枚方市の協賛を受けて開催。最大収容3500人の会場で、感染対策を施して1500人での有観客試合を予定する。枚方市在住の小中高生、枚方市の学校に在学中の小中高生は当日学生証を提示すれば250人無料招待する。本石会長は「コロナ禍でも我々が夢を持って取り組んでいる姿を枚方市の子どもたちに見ていただきたい」と説明した。

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