京口紘人、2団体統一戦より指名試合が「優先されると思う」次戦へ向けて札幌合宿
ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27)=ワタナベ=が14日、今夏開催の見通しの次戦へ向けて11日から5日間の予定で合宿を行っている札幌でオンライン会見を開いた。
3月に米国で3度目の防衛に成功した京口は、自身と同じ英国の大手プロモーター、マッチルームと契約したWBO同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ=との2団体統一戦が浮上。自身もソト戦を希望していた。だが、11日にWBAからWBA同級正規王者エステバン・ベルムデス(25)=メキシコ=と統一戦を行う指令が出されたことで、「そっち(ベルムデス戦)が優先されると思う。ソト選手と構えは同じ右なので、どっちに決まってもいいように想定してトレーニングしている」と話した。
合宿にはワタナベジムの主力選手である日本ミニマム級王者の谷口将隆、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三大大訓、前日本スーパーバンタム級王者の久我勇作も参加。高温多湿の東京を避けて走りやすい気候の札幌を選び、フィジカルトレーニング、ジムワークなどを行っている。
京口は合宿の目的を「スプリント系だったり瞬発系だったり、普段はやらないようなことをやっている。ジムでいつもやっているトレーニングじゃないような刺激を入れてスイッチを入れたい」と説明した。