ノア・GHC王者の武藤、前哨戦で北宮にギブアップ負け…監獄固めに頭突きで流血

マサ北宮(左)の膝攻めにもん絶する武藤敬司
 武藤敬司(下)を攻めるマサ北宮=後楽園ホール
 流血した武藤敬司=後楽園ホール
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 「プロレス・ノア」(18日、後楽園ホール)

 29日の名古屋国際会議場イベントホール大会でマサ北宮の挑戦を受けるGHCヘビー級王者の武藤敬司が、唯一の前哨戦で直接ギブアップに追い込まれて敗れた。

 ドラゴンスクリュー、アキレス腱固め、足4の字固め、STFなどの天才殺法で北宮の足を攻め、優位に試合を進めた武藤。だが、終盤、閃光魔術弾を北宮に放つも、これを耐えた北宮にサイトースープレックスからの監獄固めで逆襲される。

 一度は丸藤のカットで逃れたものの、北宮にドラゴンスクリューを仕掛けようとしたところ、背後から中嶋に人工関節が入っている左ヒザ裏へのローキックを放たれてもん絶。北宮にも左ヒザ裏へスピアーを放たれ、サイトースープレックスから再び監獄固めに捕らえられると、さらに強烈な頭突きで流血に追い込まれてギブアップした。

 北宮はマイクを持つと、「ヒザの調子はどうだ、チャンピオン。なんべんだってたたきつけてやる。なんべんだってひねり上げてやる。テメエとはGHCに対する執念が違うんだよ。意地が違うんだよ。29日の名古屋、最後にリングに立って腰にベルトを巻いているのはこのオレ、マサ北宮だ」と、2年ぶり5度目の同王座挑戦にかける執念をアピール。バックステージでも「たった1回の前哨戦なんだよ。それも落とすわけにはいかないんだよ。一つ一つ悔しい思いを重ねてきてここまできているんだ。もう1つも落とせない。29日、名古屋まで撤退的にやるのみだ」と覚悟を示した。

 一方の武藤はノーコメントで去っていった。

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