V3の京口紘人が凱旋帰国 父の手術に勝利のエール「オレが勝ったから次はおとんが」

 米国で3度目の防衛に成功したWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27)=ワタナベ=が15日、成田空港着の航空機で帰国し、リモート取材に応じた。この日喉頭がんの手術を受けて成功した父の寛さんを勝利で激励したと明かし「勝ってよかった。父に頑張ってもらいたかったので、結果を出せたのが一番よかった」と心境を語った。

 寛さんは昨年12月にがんと診断。京口によると「ステージ2か3」だという。V3後は一番に寛さんに電話。勝利を祝福されると「オレが勝ったから、次はおとんが勝たなあかんな」とエールを送った。取材後にツイッターで手術成功を報告した。

 この日から2週間の自主隔離に入り、今後については世界的なコロナ禍で「(先が)見えない部分が大きいので分からない」と話すのみ。「次戦に向けていつでも戦えるようにしないといけない」と言葉に力を込めた。

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