現役世界王者、レジェンドの元選手、東京五輪代表らがエキシビションマッチで対戦するチャリティーボクシングイベント「ＬＥＧＥＮＤ」（２月１１日、東京・代々木第一体育館）の会見が３日、都内で開かれ、６試合の対戦カードが別表の通りに発表された。出場予定のＷＢＡ・ＩＢＦバンタム級統一王者・井上尚弥（２７）＝大橋＝の対戦相手は後日発表される。

　元Ｋ－１ワールドＧＰスーパーバンタム級王者の武居由樹と、元ＷＢＯ世界フライ級王者の木村翔の夢対決が実現する。

　会見では木村がまず「僕だけＫ－１ルールみたいなので、全力で盛り上げたいと思います」とジョークを飛ばして余裕の笑み。一方、３月に控えるボクシング転向デビュー戦の前に世界王者と拳を交える武居は「僕がいいのかなと思うんですけど、自分もある意味レジェンドと思って…」と豪語して周囲をどよめかせ「元Ｋ－１ファイターの意地を持って木村選手にぶつかりたい」と意欲を示した。

　さらに「Ｋ－１ルールと聞いて、間違えて蹴っちゃっても許してください。今、はやりのカーフキック（ふくらはぎへの蹴り）を練習しておきます」と木村のジョークにお返し。これを聞いた木村は「Ｋ－１チャンピオンとボクシングルールとはいえ、（対戦）できるということは、どれぐらい強いのか興味がある。階級も上ですけど、一生懸命やりたいと思います」と冷静に意気込んだ。