棚橋 鷹木に激勝!NEVER初奪取 オーカーンの急襲受け挑戦要求される

 「プロレス・新日本」(30日、ドルフィンズアリーナ)

 NEVER無差別級選手権試合が行われ、同王座初挑戦の棚橋弘至が王者の鷹木信悟を破って新王者となった。棚橋のシングル王座獲得は19年2月にIWGPヘビー級王座を失って以来約2年ぶり。

 鷹木の左ヒザを集中攻撃しながら一進一退の熱い戦いを繰り広げた棚橋。終盤にはドラゴンスリーパー、鷹木式GTR、ラリアットのパンピングボンバーなどをたたみ掛けられるが耐え抜き、エルボーの打ち合いから珍しく頭突きを放って流れを引き寄せる。

 そこから投げっぱなし飛龍原爆、スリングブレイドを繰り出すが、鷹木はカウント1で返し、パンピングボンバーで逆襲。さらに鷹木はラリアット合戦を制して必殺のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを繰り出すが、なんと棚橋はスリングブレイドで切り返し、ハイフライフローアタック、飛龍原爆で追い込むと、最後はハイフライフローを見事に決めて3カウントを奪った。

 コロナ禍で観客動員が落ち込む中、前哨戦では鷹木の熱血アピールに圧倒され続けた棚橋は、試合後にマイクを持つと「こういう状況下で、オレ自身が弱気になっている部分がありましたが、今日の対戦相手、鷹木選手に教わりました。プロレスラーはいつ、いかなる時も胸を張って前に進んでいきます」と、堂々アピール。そして勝利のエアギターを奏でたが、そこにユナイテッド・エンパイアのグレート-O-カーンが現れて棚橋を急襲し、アイアンクロースラムのエリミネーターでKOしてしまった。

 1月4日の東京ドーム大会で棚橋にシングルマッチで敗れているオーカーンは、「東京ドームだけで終わりと思ったか。棚橋、貴様が帝国の軍門に下るか、引退するまで、何度も何度も何度だって同じ目にあわせてやるよ」とアピールし、「わかったならよ、このNEVERのベルト、献上しろ、棚橋」と挑戦を要求した。

 ダメージのため、棚橋はノーコメント。敗れた鷹木は「見事にやられたな。絶対負けたくない一戦だったが、やられたよ」と脱帽。だが、「オレはうれしかった。目の前にすごくて、強い棚橋がいたからな。オレも修行が足らねえな。オレのNEVERは“NEVER BETTER”だ。2021年、あと11カ月あるんだ。棚橋、オレは執念深いからよ、リング上で『もう1回やろう』って言ったこと、忘れんなよ」とリベンジに闘志を燃やした。

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