「ＲＩＺＩＮ．２６」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　大みそかに初参戦した人気ユーチューバーで格闘家のシバター（３５）が、元Ｋｒｕｓｈ６５キロ級王者の“魔裟斗２世”ＨＩＲＯＹＡ（トライハードジム）と特別ルールで対戦。２回引き分けとなったが、試合後、２回にシバターが腕十字固めに入った際にＨＩＲＯＹＡがタップしていたとして、２回２分３８秒アームバーによる一本勝ちと変更された。

　炎上系ユーチューバーのまさかの殊勲星に予想外の盛り上がりを見せた。

　自身もこの日、復活勝利を挙げた朝倉未来（トライフォース赤坂）は、健闘したシバターについて「今日のＭＶＰじゃないですか」とニヤリ。試合前にシバターと練習したこともあるが、「本当に採用して正解だった。格闘技ファンが増えたのでは。あんなに真剣な姿を見て感動した人もいると思う。プロレス的要素もあり、ＨＩＲＯＹＡ選手に勝つのはすごいこと」と褒めたたえた。

　ＲＩＺＩＮの榊原信行ＣＥＯは「格闘技に心得のある炎上系ユーチューバーは世界的なトレンド。シバターは実力的にはＲＩＺＩＮに上がれるキャリアではないかと思ったが、色モノかと思いきや、存在感を示してくれた」と評価し、今後もオファーを出す可能性を示唆した。