シバターに敗戦のHIROYA「来年引退試合をしたい」十字固めでタップは否定
「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
大みそかに初参戦した人気ユーチューバーで格闘家のシバター(35)の対戦相手「X」として、元Krush65キロ級王者のHIROYA(28)=トライハードジム=が緊急参戦。特別ルールで戦い2回引き分けに終わったが、主催者は試合後、2回にシバターが腕十字固めに入った際にHIROYAがタップしていたとして、2回2分38秒シバターの一本勝ちに変更された。
1回はキックボクシングルールで、キックやパンチで攻勢に出たHIROYAだが、決定打は奪えなかった。逆にラウンド終了直前にカウンターのパンチをくらってダウンを奪われた。MMAルールの2回は、寝技に引き込まれて腕十字固めで捕らえられた。
急きょ参戦したHIROYAは「オープンフィンガーグローブに慣れてなかった。本当はもっと蹴ってやりたかったが、相手に付き合いすぎた」と振り返った。当初は引き分け裁定だったため、腕を決められたシーンは「タップはしてない。痛くなかったが、対処の仕方が分からないので、片手で殴ろうとした。腕十字はどこが痛いんですか?」と一本負けの可能性を否定していた。
炎上ユーチューバーとの対決になり、「何で僕に…?と思ったが、指名してもらえて光栄」とオファーを受けたという。シバターの印象については「さっき裏で最初に会ったが、すごく低姿勢で、あいさつしてくれた。実はすごくいい人なんだろうなと映像を見ても思っていた」と笑った。
かつて“魔裟斗2世”と称された28歳は「来年中に引退試合をしたいなと思います」と、2021年での現役引退を示唆。「僕はRIZINに恩があるので、少しでも盛り上げたいし、裏方として今後できることがあればなと。最後RIZINで引退試合をできればな」と希望を語った。