RIZIN参戦のシバター「諦めた夢かなった」まさか“神妙モード”で35歳感慨

 「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 大みそかに参戦が決まったユーチューバーで格闘家のシバター(35)が29日、取材に応じた。「皇治さんの控え室を奇襲する!」と不敵にぶちまけつつ、大みそかのリングに上がることについては「諦めていた夢をかなえられる。とても光栄」と真面目モードで感慨にふけった。

 まずは自身のSNSやチャンネルで挑発していた皇治(31)に対しての恨み節をぶちまけた。「皇治さんとやることを前提に話が進んでいたが、僕が聞いた話だと皇治さんが逃げたと。本当は生放送枠だったのが、皇治さんが蹴ったからなくなった。残念」とまくし立て、「試合前に皇治さんの控え室に突撃して奇襲を仕掛けます!それを期待しておいて下さい!(皇治が)五味選手と戦うことはないでしょう」と不敵に予告した。

 また、現時点で対戦相手は「X」と不明だが、「誰なんだよ!ピーター・アーツが日本に来ているらしいけど、アーツだったら場外に吹っ飛ばされるぞ!お茶の間はシバターが壮絶にやられるところが見たいと思うが、簡単にやられるわけにはいかない」と全盛期のK-1を彩ったレジェンドの名を挙げた。また、「昔、金子賢とかボビー・オロゴンとかあったが、格闘技をかじったくらいの芸能人になら勝てると思う」と宣言した。

 ただ、いつもの炎上ユーチューバーモードもここまで。報道陣の取材に対し、いつもとは違う神妙なトーンで「とても光栄です。諦めていた夢がかなった」と大みそかの大舞台に上がる心境を明かした。

 「僕が中学1年から大学4年のときはPRIDEが始まり、終わる時。青春時代がPRIDEで、大みそかが憧れだった」。19歳から格闘技を始め、アウトサイダーなどさまざまなリングに上がったが、「早い段階で自分の限界がわかってきた。大舞台に出ることはできないと20代の頃に身をもって感じた」と述懐する。

 今では100万人を超える登録者を誇る人気ユーチューバーとなった35歳。「結果的に回り道だが、RIZINに出られるのはすごくうれしい。諦めた夢をかなえられる。思わぬ形だが、懸ける思いは強く持っている」と感慨深げに語った。

 自身の役割について、「コロナで席をつぶしていると思うが、その穴埋めはPPV。そこでおそらく、どのファイターよりも売り上げに貢献できると思う」と自認しつつ、憧れの舞台ではいつもの“負けキャラ”は封印するという。「試合が決まったのが急だったので時間が短かったが、今のスケジュールで最大限時間を確保して、勝つための練習をした。相手を倒すことを前提に試合を行う」と力を込めた。

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