カシメロ3回TKO圧勝 井上尚弥との3団体統一戦流れ初防衛に成功

 「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(26日、アンカスビル)

 世界戦5試合が挙行される2部制興行が26日(日本時間27日)、米国コネチカット州アンカスビルのモヒガン・サン・カジノで開催され、WBO世界バンタム級タイトルマッチでは、王者のジョンリール・カシメロ(31)=フィリピン=が3回54秒TKOで同級11位のデューク・ミカ(27)=ガーナ=に圧勝し、初防衛に成功した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月25日に決まっていたWBA・IBF世界同級王者・井上尚弥(大橋)との3団体統一戦が流れたカシメロ。早々と米国入りしていたカシメロは、井上よりひとまず早く防衛戦のリングに上がった。24戦全勝(19KO)と無敗の挑戦者を迎えたが、カシメロの攻撃力が序盤から発揮される。初回から激しく打ち合い、2回には左フックからの右の追撃で先制のダウンを奪う。そして3回、痛烈な左アッパーカットで効かせると、連打をつなぎストップを呼び込んだ。

 圧倒的な破壊力を見せつけ、井上とのバンタム級頂上決戦への期待をふくらませたカシメロは34戦30勝(21KO)4敗。井上は10月31日に米国ラスベガスで、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)との防衛戦を予定している。

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