世界3階級制覇王者・八重樫が引退「負けても立ち上がること大事」

 引退を表明した八重樫東。右は大橋会長、左は松本トレーナー(大橋ジム提供)
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 ボクシングの元世界3階級制覇王者、八重樫東(37)=大橋=が1日、オンライン上で会見し、引退を発表した。今後は飲食店などの事業、タレント活動のほか大橋ジムのトレーナーも務める。

 「体力に限界を感じたわけではない」という“激闘王”が引退を決めたのは2月25日。大橋秀行会長に「チャンスがないなら引退しようと思っています」と伝えると、「もういいんじゃないか」と言われ、受け入れた。

 ボクシング生活には「十分すぎるものをいただいた」と悔いはなく、4階級制覇も「そこまで執着していなかった」という。3人の子どもの話になると涙をこらえきれず「あいつらがいなかったら世界チャンピオンになっていない。こいつらのために生きて帰るんだと思って試合をした」と声を詰まらせた。

 通算28勝7敗。「ボクが誇れることは世界チャンピオンになったことではなくて、負けても立ち上がってきたこと。仕事でも勉強でも、負けても立ち上がることが大事なんだよということが伝わればいい」。第2の人生でも“激闘王”を貫く。

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