ボクシング 試合前日の陽性判明は個人名公表へ

 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は5日、新型コロナウイルス対策連絡協議会をオンライン上で開き、感染拡大予防ガイドラインの改定などについて議論した。

 ガイドラインでは感染が判明した者について、プライバシーおよび人権への配慮から、個人名、所属ジムの公表はしないことになっているが、試合前日の検査で陽性が判明した場合には選手名を公表せざるをえないとのことで、改定点にすることを決めた。

 前日計量後にホテルへ分離された選手の違反行為に関して、今のところ明確な違反者は出ていないものの、「選手の中には『コンビニに行っていいですか』と、初歩的な部分の認識が浸透していない」(安河内剛JBC事務局長)とのことで、試合停止などの厳しい対応を取ることを書面を配って理解を求めていくという。

 また、アマチュア選手の感染が続いていることから、アマチュアを管理する日本ボクシング連盟に、情報、対策の共有の必要があるということで、協力を要請していくことを決めた。

 出げいこ自粛の緩和については継続審議となった。

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