あいのりレスラー 素人バラエティー番組の危うさ指摘「卑怯」「恥を知れ」

 フジテレビの恋愛観察バラエティー「あいのり」に出演していたプロレスラーの崔領二が24日夜、公式ブログを更新し、自身の経験から知った、リアリティーショーなど素人を使ったバラエティー番組制作の危うさを指摘している。

 投稿前日23日には、フジテレビとネットフリックスのリアリティーショー「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが22歳で急死。木村さんはSNS上での誹謗中傷に悩んでいたとされる。

 当時、あいのりレスラーとして知名度を上げた崔は、メディアに登場することはメリットとデメリットがあるとし、「出演は自己責任である そして、出演が決まった段階にて全力でテレビのパンダにされることが決定される テレビの為に面白い駒でいてくれればテレビにとって好都合 それを了承して出演しているのだから お互いに責任があると言えばあるのだろう」と前置きした。

 続けて「出演から間もなく 今までなかったスポンサードの話が舞う 我がプロレス にさえ、とてつもない話がいくつも舞い込んだ そして、個人的なことを言えば 多大なメリットをいただき、その時のスポンサーさんらはランズエンドを立ち上げる時にもご協力していただき、今も支援していただいている 莫大な支援だ 東京に数件の家が建つだけの額は動いた」と、テレビ出演によって享受したメリットを詳しく明らかにし、「メディアをある意味利用させてもらって実現したこと」とした。

 続けて、デメリットを「果てしない誹謗中傷も付き物だ それは他人からだけではない 身内の嫉妬、そしてその人間らは全力で足を引っ張りにくる」と語った。

 崔は「全部とは言わない」と断った上で「多くのテレビ製作は卑怯だ 素人を集め、テレビに出たいという彼らの願望を利用し 無茶をさせ、それを編集しまくり、インパクトと面白さだけを強調して放送する 何か起こればしらんぷり 大ごとになれば、上の誰かが謝罪のフリをして謹慎して、またコトは始まる」と、素人を起用したバラエティー番組制作が抱える危うさを指摘。

 「今回の制作者どもよ 恥を知れ」と憤り、「全てが悪いとは言わない」としつつも「電波に乗せて誰も幸せにならないものを平気で流して、すみませんでしたなど通用しないことを頭に入れておけ」と警告している。

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