高山勝成の復帰戦は5月10日、元世界4団体制覇王者がアマから3年ぶりに

 ボクシングの元世界4団体ミニマム級制覇王者の高山勝成(36)=寝屋川石田=の陣営が29日、プロ復帰戦を発表した。5月10日(大阪・天満橋エル・シアター)に契約ウエート(50・8キロ)6回戦で森青葉(泉北)と対戦する。20歳の森は8戦6勝2敗の左ボクサーファイター。高山は代理人を通じて「新型コロナウイルスに最大限の注意を払ってコンディションを維持し、試合への準備を進めてまいります」とコメントを出した。

 日本人初の世界主要4団体制覇王者となった高山は、東京五輪出場を目指して17年にプロを引退。昨年8月に五輪予選となる全日本選手権東海地区選考会で敗退し、一度は競技引退を表明した。

 しかし、今月10日に「やり残したことがある」とプロ復帰を表明し、ライトフライ級で世界挑戦を目指す意向を示した。日本ボクシングコミッション(JBC)からは同17日にライセンスを再交付されている。

 新型コロナウイルスの感染拡大でプロボクシング界も興行が中止されているが、高山にはタイムリミットが迫っていた。JBCの国内プロボクサーの定年は原則37歳で、元世界王者の高山は5月12日に37歳になるために、それまでに1試合を行う必要があった。感染拡大の影響はさらに大きくなっているが、現状ではJBCと日本プロボクシング協会は、5月以降は興行を実施する方針を示している。

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