大阪のボクシングジム会長を告発 4900万円脱税疑い

 架空の土地仕入れ高を計上して法人税など計約4900万円を脱税したとして、大阪国税局が法人税法違反などの容疑で、大阪市住吉区の不動産会社「むとうの家」と枝川孝前社長(55)=同区=を大阪地検に告発したことが18日、分かった。既に修正申告し大半を納付した。

 枝川前社長はボクシングの「六島ジム」(同区)の会長で、世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級元王者で近大ボクシング部監督の名城信男氏を指導した。

 関係者によると、2014年6月~16年5月、稼働実態のない法人の領収書と印章を従業員に使用させ、計約1億9千万円の所得を隠して法人税などを脱税した疑い。

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