田中恒成が王座返上「4階級目指す」井岡一翔と直接対決も

王座を返上し、4階級制覇を目指す田中恒成=名古屋市内
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 ボクシングのWBO世界フライ級スーパー王座を保持していた田中恒成(24)=畑中=が4日、名古屋市内で会見を行い、4階級制覇を目指し1月31日に王座返上の手続きをとったことを明かした。田中は「大みそかの試合が終わってよく考えた。フライ級で統一戦の気持ちも強かったが、よく考えてスーパーフライ級で戦っていくことにした。今年の目標は4階級制覇」と表明した。

 WBOは1月14日に田中をスーパー王者として認定したことを発表。同ジムの畑中会長によると、スーパー王者は階級を変更すると新階級で指名挑戦権を得られるため、1階級上の同スーパーフライ級王者で、日本で唯一の4階級制覇王者、井岡一翔との直接対決が現実味を帯びている。昨年12月のWBO総会では、バルカルセル会長も「井岡VS田中」の実現を後押ししていた。

 WBOだけではなく4団体を視野に入れているという田中は「王者4人の中ではエストラーダ(WBC)と井岡選手はやりたい選手だが、すべての王者と戦いたい。4団体王者を含めて、スーパーフライ級の強豪選手は全員倒したい」と意気込んだ。

 陣営は今後、春ごろにノンタイトル戦1試合をはさんで、日本で2人目の4階級制覇を目指す予定。畑中会長は「(井岡陣営とは)何も話していない。WBOのルールにのっとってやるだけ」と話した。

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