井上尚弥に重圧なし「気持ちいいプレッシャー」4・25カシメロ戦発表【一問一答】
ボクシングの大橋ジムは31日、都内で会見を開き、WBA・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(26)=大橋=が、現地時間25日(日本時間26日)に米国ラスベガスでWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(30)=フィリピン=と3団体王座統一戦を行うと発表した。
井上は19戦19勝(16KO)。昨年11月に米興行大手のトップランク社と契約しており、この試合が本格的な米国デビュー、初のラスベガス上陸となる。一方のカシメロは33戦29勝(20KO)4敗。世界3階級を制覇している。
井上の一問一答は以下の通り。
-今の気持ちは。
「ラスベガスでの3団体統一が決まり、正直、今の気持ちはすごくワクワク、早く試合がしたい思いでいっぱいです。そして3団体統一という試合に意味がある。バンタム級での4団体統一を目指すうえで欠かせない試合になる。まずはラスベガスでの試合を危なげなくクリアして次につなげたい」
-ついにラスベガス。ラスベガスのイメージ、心境は。
「ラスベガスはボクシングの本場。その舞台で、それもメインイベントにできることに誇りを持っています」
-カシメロ選手の印象は。
「本当にフィリピン人らしい荒々しさを持ち、すごく野性味あふれる顔を持った選手。危険なハードパンチを持っているので、そういうところを気をつけて戦いたい」。
-前回のドネア戦で右眼窩底骨折。回復具合は。
「全ての経過観察を行い、異常はなかった。いつも通り進めていきたい。右目をかばった戦い方になると、自分本来のボクシングは出せない。気をつけながら、本来のスタイルを戦えるようにいきたい」
-こう戦いたいというイメージは。
「じっくりじっくり、ダメージを与えて削っていきたい」
-プレッシャーは?
「プレッシャーはそんなにないですよ。気持ちいいプレッシャーくらい。いつもと変わらず」
-じっくり削ると言ったが、向こうがガンガンきたら?
「それでもじっくり。向こうに合わせて打ち合うことはしない」
-中盤以降で決着のイメージか。
「一応そんなつもりではいますけど、それは何があるか分からない。1ラウンドで終わっちゃうかもしれないし、それはなりです」