寺地拳四朗4回TKOでV7 目標の具志堅超えへ折り返し「13回いける自信しかない」

 「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(23日、横浜アリーナ)

 王者・寺地拳四朗(27)=BMB=が4回1分8秒TKOで、同級12位ランディ・ペタルコリン(28)=フィリピン=を沈め、7度目の防衛に成功した。リングネームを拳四朗から本名の「寺地拳四朗」に変更しての最初の試合で挑戦者を圧倒した。

 トリプル世界戦の先陣を切って登場した寺地は初回から左ジャブで距離を確保。試合が大きく動いたのは3回、ボディーへのパンチで相手をうずくまらせた。なおもボディー攻撃で2度目、3度目とダウンを奪う。フリーノックダウン制のため3回終了のゴングとなったが、4回も左ボディーで倒し、そのままTKOとなった。

 リング上で「ありがとうございます!やったぜ!」と喜びの声を上げた。フィニッシュの場面で粗さがあったことなどを反省していたが、「しとめられたのはいいことなので、自分を褒めます」と振り返った。

 目標としている元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の持つ世界王座連続防衛日本記録の13回まで、折り返しといえる7度目の防衛となったことには「13回いける自信しかないので」ときっぱりと言い切った。IBF世界同級王者フェリックス・アルバラートとの統一戦が相手の体調不良のためキャンセルになったこともあり、来年へ「防衛回数とベルトを増やすこと」を目標にする。

 寺地の通算成績は17戦17勝(10KO)。ペタルコリンは35戦31勝(23KO)4敗1分け。

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