井上尚弥「面白くなってきたぞ」 WBO王者テテが3回TKOで陥落

 「ボクシング・WBO世界バンタム級王座統一戦」(30日、バーミンガム)

 WBO世界バンタム級王座統一戦が11月30日(日本時間12月1日)、英国バーミンガムのアリーナ・バーミンガムで開催され、暫定王者のジョンリール・カシメロ(30)=フィリピン=が3回2回14秒TKOで王者のゾラニ・テテ(31)=南アフリカ=を葬り、王座を統一した。カシメロは暫定王者時代から数えて2度目の防衛に成功し、正規王者に昇格した。

 WBAスーパー、IBF世界同級王者の井上尚弥(大橋)がWBSSを制し、頂点に君臨するバンタム級に動きが出た。井上の次なる対戦相手候補の一人と目されていたテテが3回TKOで完敗。6度目の防衛に失敗した。

 ともに高いKO率を誇る両者。決定的な場面はないまま迎えた3回1分過ぎ。リング中央で距離を詰めたカシメロの右フックでサウスポーのテテが崩れるようにダウン。立ち上がったがふらつき、ロープに詰められて連打からの左フックで再びダウン。ここでも再開に応じたが、すぐにラッシュでストップされた。

 テテはWBSSに参戦して昨年10月の1回戦でミシャ・アロイアン(ロシア)に判定勝ち。しかし右肩負傷を理由にノニト・ドネア(フィリピン)との準決勝を棄権した。今回復帰戦を迎えるにあたり、「バンタム級のキングがオレだということを証明する」などと、井上との将来的な対戦を意識した発言もしていた。

 この結果に、井上も早速反応。ツイッターに「テテ3R TKO負け。もう少しやると思ったけど… カシメロの一発がひっくり返した 面白くなってきたぞ。。。」と投稿した。

 強打と決定力を見せつけた3階級制覇のカシメロの戦績は33戦29勝(20KO)4敗。テテは28戦(21KO)4敗となった。

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