ボクシング元WBO世界王者 K-1参戦で「この世界で頂点に立ちたい」

 「K-1・K-1 KRUSH FIGHT.107」(8日、後楽園ホール)

 元WBO世界女子ミニフライ級王者で、MOE(若獅子会館)と女子アトム級2分3回戦で激突する山田真子(KINGS)が5日、意気込みを語った。

 山田は「キックボクシングが好きで、またプロとしてやりたい、この世界で頂点に立ちたいと思ったから」と、K-1参戦を決めた理由を説明した。

 山田はキックボクシングで活躍後、ボクシングに転向。19歳だった2014年2月9日、韓国の春川で王者ホン・ソヨン(韓国)を判定2-1で破り、世界王者となった。日本人のWBO世界女子王者も、日本女子の10代での世界王座獲得も初めてで、プロ7戦目での世界王座獲得は男子の井岡一翔と並ぶ最速記録だった。山田は同年5月31日付で日本ボクシングコミッションに引退届を提出している。

 山田は「試合勘や試合間隔は自分が思っていた以上に戻っている。技術面でも以前より成長できているんじゃないか。(以前のキック時代より)強いと思います。キックからボクシングへ行って、そこからまたキックなので、パンチの技術ももちろん上がっていると思うんですけど、試合経験もボクシングで積ませてもらっているので、そこでも成長しているんじゃないか」と、向上を強調した。

 ボクシングとキックとの距離感の違いについては「全然違いますね。そこは自分も不安に思っていたところ」としつつも、「皆さんに指導してもらって、思っている以上に良くなっている」と修正に自信。K-1福岡ジムで「(初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級王者の)K-Jeeさんにしごいてもらってメンタル面も強くなりました」という。

 また、「今回いい試合をして、いつか高梨選手とやらせてもらえればいいな」と、K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王者・高梨knuckle美穂への挑戦を視野に入れていた。

 K-1には過去、元IBF世界ヘビー級王者フランソワ・ボタ、元IBF世界クルーザー級王者ジェームズ・ワーリング、元IBF世界Sライト級王者ヴィンス・フィリップス、元WBA世界スーパーフェザー級王者チェ・ヨンス、元WBC世界バンタム&Sフェザー級王者シリモンコン・シンワンチャーといったボクシング元世界王者が参戦。シャノン・ブリッグスはK-1参戦後にWBO世界ヘビー級王座を獲得している。

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