村田諒太が王座奪還!ブラントに雪辱 涙こらえ「ありがとうございます」2回TKO 

 2回、ロブ・ブラント(手前)からダウンを奪う村田諒太(撮影・立川洋一郎)
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 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 ダブル世界戦のメインイベントでWBA世界ミドル級タイトルマッチが開催され、同級4位で前王者の村田諒太(33)=帝拳=は、同級王者ロブ・ブラント(28)=米国=に2回2分34秒TKO勝ちし、王座を奪還した。

 ミドル級とは思えないほど手数のあるブラントに対し、村田は前戦になかった積極的な前進で応戦。初回終了間際に右強打で王者をぐらつかせるると、2回に一気に決めた。主導権を手放さず重い連打でダメージを重ねてダウンを奪う。再開後、何とか耐えようとするブラントに連打を止めず、レフェリーストップを呼び込んだ。

 超満員のエディオンアリーナの大歓声を受け、村田は「ありがとうございます」と答えると、目にあふれる涙を必死にこらえた。そして「皆さん、ありがとうございます。最高です」と雪辱劇をかみしめた。

 村田は昨年10月、米国ラスベガスでの防衛戦でブラントの技巧の前に強打が空転。0-3判定で完敗し、王座から陥落した。それから同年12月に現役続行を表明し、今回のリマッチに向かった。

 奈良市出身の村田が地元関西で行う初めての世界戦。期待は大きくチケットは早々と完売。当日券も発売されず、エディオンアリーナ大阪を埋め尽くした大観衆の期待に応えた。

 村田の通算戦績は17戦15勝(12KO)2敗。ブラントは27戦25勝(17KO)2敗。

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