ロンドン銅メダルの清水聡 まさかのプロ初黒星 初回ダウン2度 6回TKO負け

 3回、ジョー・ノイナイ(左)の猛攻に耐える清水聡(撮影・高石航平)
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 「ボクシング・WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(33)=大橋=が6回2分18秒TKOで、王者のジョー・ノイナイ(23)=フィリピン=に敗れ、プロ初黒星を喫した。

 サウスポー同士の対戦で、初回、清水は右ストレートで効かされると1分過ぎに左クロスでダウン。再開後も左ストレートで倒され、1分以上残してKO負けの危機に追い込まれた。

 ここを何とかしのぐと、3回には硬質の左を打ち込み、反撃の兆しも見せた。しかし6回、ドクターチェックを要求するように清水が後ろを向いたところに、パンチを打ち込まれダウン。ダメージも大きく主審にストップされた。

 清水は、16年9月のプロ転向からこの試合まで8戦8勝(8KO)のパーフェクトレコードを重ねていた。4戦目で獲得した東洋太平洋フェザー級王座も4度防衛。世界挑戦への最終テストとして、今回1階級上のスーパーフェザー級でWBOアジア太平洋王座に挑戦したが、思わぬ敗戦を喫することとなった。

 強打を見せつけたノイナイの通算成績は22戦18勝(7KO)2敗1分け。

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