村田諒太「最高」完璧調整でリベンジ自信 予備検診でブラントに下回るも意識せず

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 予備検診が9日、行われ、都内で受診したWBA世界ミドル級王者ロブ・ブラント(28)=米国=と挑戦者の村田諒太(33)=帝拳=、大阪市内で受診したWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(27)=BMB=と挑戦者ジョナサン・タコニン(32)=フィリピン=はすべて異常なしと診断された。

 村田は完璧と言える調整をこなし、雪辱の王座奪回へ意気込んだ。検診結果に「33(歳)なので、そんなに変わることはない。いつも通り」と平然。胸囲、リーチなどが王者より若干下回ったが、「体はボクの方がしっかりしていると思うし、パワーもボクの方が上」と意識しなかった。

 「ここまでの練習は最高。自信はあります」と仕上がりに手応え十分。所属ジムの浜田剛史代表も5日に打ち上げたスパーリングを振り返り、「これほど予定通りにいったことはない。予定はあくまでも予定で、その時の体調によっていろいろ変えるが、全部予定通りだった」と感心し、「ブラントも元気そうでよかった。相手がいいほどモチベーションも上がる」と好勝負を期待した。

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