秋山成勲3年7カ月ぶり復帰戦を飾れず ONEデビュー戦は判定負け

 「ONE Championship」(15日、上海)

 アジア最大の格闘技イベント・ONE Championshipが「ONE LEGENDARY QUEST」を中国・上海の宝山アリーナで開催。セミファイナルで格闘家の秋山成勲(43)=チームクラウド=が3年7カ月ぶりの復帰戦に臨んだが、アギラン・ターニ(23)=マレーシア=に0-3の判定負けを喫し、ONEデビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。

 一時は柔道界のニューヒーローとして注目された秋山は、総合格闘技に転向後はヒールとしても君臨。しかし15年11月に韓国で開催された「UFC Fight Night」でアルベルト・ミナ(ブラジル)に判定負けをした試合を最後に、公式戦から離れていた。

 復帰戦の舞台に選んだのはシンガポールを拠点とするアジア最大の格闘技イベント・ONE Championship。上海大会のリングでONE初陣に臨んだ“セクシーヤマ”こと秋山は開始早々、一本勝ちといわれそうな払い腰でターニをマットにたたき付けるが、攻撃が続かない。20歳も若いターニの勢いに押されて後退する場面が続き、ラウンド後半には左膝を急所に受け、ローブローで休憩となった。2回は秋山が圧力をかけてロープ際に追い込む場面もあったが、ここでもターニの左右フック乱打に後退させられた。

 最終回もあきらめずミドルレンジでパンチを出したが、決定打は打ち込めず。左フックを浴び、最後はテイクダウンを奪われたところで終了となった。判定は全員がターニを支持。両手を挙げて喜ぶターニとは対照的に、秋山は右目がふさがり、鼻血を流すなどダメージを感じさせた。

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