国際プロなどで活躍のビッグ・ジョン・クインさん死去 ラッシャー木村、猪木らと対戦

 “カナダの暴れ熊”と呼ばれた元プロレスラーのビッグ・ジョン・クインさん(本名ジョン・クイン)が22日に、脳卒中の手術後の合併症により死去したと海外のメディアが報じた。78歳。

 カナダ出身のクインさんは61年にプロレスデビューし、身長190センチ、体重130キロを超える巨体を生かしたパワーファイトで活躍。WWWF(現WWE)世界ヘビー級王者ブルーノ・サンマルチノ、NWA世界ヘビー級王者のテリー・ファンクとハーリー・レイスに挑戦した経験もある。88年に引退した。

 来日も多く、70年にジョニー・クインの名で日本プロレスに初参戦。ニック・ボックウインクルとのタッグでNWAタッグリーグ戦に出場し、優勝決定戦でアントニオ猪木、星野勘太郎組と対戦した。75年からは国際プロレスに度々参戦し、クルト・フォン・ヘスと組んでIWA世界タッグ王座を獲得。ラッシャー木村のIWA世界ヘビー級王座にも挑戦した。1984年には新日本プロレスの第2回IWGPリーグ戦にヨーロッパ代表として出場した。

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