メイウェザー超上機嫌 16分“年またぎ会見”那須川に「若いライオン」

 「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 スペシャルエキシビションで那須川天心(20)=TARGET=に1回2分19秒TKO勝ちを収めたボクシング元世界5階級王者のフロイド・メイウェザー(41)=米国=が記者会見に応じた。報道陣の質問を一切受けない約16分の会見では那須川の勇敢さをたたえつつ、年越しのカウントダウンも実施。「ハッピーニューイヤー!」とどこまでも上機嫌だった。

 無数の取り巻きを引き連れ会見場に姿を見せたメイウェザーは「これはエンターテインメントです。私としては人を楽しませたいと思っています」と今回が娯楽だったと強調。「天心選手は素晴らしいチャンピオンです。まだまだ若いライオンです。これからもまだ成長する余地がいっぱいあります。繰り返しになりますが、記録にはこれ(TKO負け)は残りません。しっかりと今後も頑張っていってもらえればと思います」と那須川の今後に期待した。

 「私と一緒にリングに上がってくれた天心選手に敬意を表したいと思います。どうもありがとうございました」とあらためて感謝の意を表したところで、時計は11時59分を数十秒過ぎた。

 「5、4、3、2、1ハッピーニューイヤー」

 スタッフと一緒に高らかに叫ぶと、「明けましておめでとうござます。ポジティブで愛のある1年になりますことを心から祈っております」と新年ムードに浸った。

 さらに独演会は続く。ボクサーとしての完全な復帰を期待するムードを意識してか「私は引退の状態にあります。もう一度言います。まだ、引退です」と釘を刺した。「私はカムバックするつもりはありません」とし、プロボクサーとしてではなく、後進の指導や自分のチームの強化を軸に活動していくことをうかがわせた。

 ここまで約11分。質問はまったく受けなかった。「新年なので、私としてはあまり、質問を受けたくないと思っている。アメリカではパーティーをすると決まっていますので」と、以前から言われていた通り、すぐに帰国をする意向を見せた。「私がここにきたのはこうやって取材をしに来てくれた、カバーをしてくれた皆様への敬意を表したいと思ってです」と報道陣もねぎらった。

 「RIZINにまず感謝を申し上げたいと思います。日本で素晴らしいRIZINです」と、自身のサポートチームや神への感謝とともに宣言。写真撮影の求めにもにこやかに応じると、スタッフに囲まれ嵐のように去って行った。

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