那須川が初黒星…一矢も号泣敗戦 左が顔面をかすめ無敵王者が本気モードに
「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
RISE世界フェザー級王者の那須川天心(20)=TARGET=がボクシングの元世界5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー(41)=米国=と3分3回のボクシングルールで対戦し、3度のダウンを喫して1回2分19秒でTKO負けした。エキシビションマッチで記録に残らないものの、那須川はプロ34戦目にして初黒星を喫した。
那須川は試合後、リング上でメイウェザーに健闘をたたえられると号泣。控室に戻っても涙は止まらなかった。開始早々に左が顔面をかすめると、無敵王者は本気モード。懸命にパンチを放って応戦したが、無情にも3度のダウンを喫した。ボクシングルールで約4・6キロの体重差があり、メイウェザーを蹴った場合には500万ドル(約5億5千万円)の罰金も科された中で、真っ向勝負を挑んだ20歳には会場から温かな声援が飛んだ。