堀口恭司が大逆転勝ち 初代王者に輝く「日本で戦っているのに負けるわけにはいかない」
「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
セミファイナルのバンタム級タイトルマッチ(初代王座決定戦)で同級GP王者・堀口恭司(28)=アメリカン・トップチーム=が、ベラトール世界同級王者・ダリオン・コールドウェル(30)=アメリカ=と対戦。堀口が劣勢から3Rに大逆転勝利を収めた。
1R開始直後に堀口はコールドウェルにつかまり、アームロックを決められピンチに陥った。しかし、なんとかしのぎ終盤には右キックでバランスを崩し流れを取り戻した。
2Rも開始20秒で堀口はコールドウェルにつかまり苦しい戦いとなった。必至に抜け出すタイミングをうかがうが終了間際に抜け出すのがやっとだった。
3Rは堀口も左ストレートをコールドウェルの腹にヒットさせた。しかし、再びつかまり苦しい展開をだれもが予想した。そんな中、ロープに平行となりわずかなチャンスを見つけ、フロントチョークで大逆転勝ちを収めた。
初代王者となった堀口は「日本で戦っているのに負けるわけにはいかない。日本人、負けられないでしょう。ベルトとれてうれしい。来年、しっかり格闘技をもっともっと盛り上げていくのでみなさん会場に来てください」と喜びの言葉をリング上で発した。