井岡一翔 ニエテスとの再戦へ意欲「白黒はっきりつけたい」「逆に燃え上がった」

3回、ドニー・ニエテス(左)を攻める井岡一翔=マカオ(共同)
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級王座決定戦」(31日、マカオ)

 トリプル世界戦がマカオ・ウィンパレスで開催され、メインイベントのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦では、同級3位・井岡一翔(29)は1-2(110-118、112-116、116-112)の判定で、同級1位・ドニー・ニエテス(36)=フィリピン=に敗れ、日本初の4階級制覇はならなかった。

 無念の判定負けで4階級制覇を逃した井岡だが、再挑戦への思いを口にした。今後について問われると「終わったばかりで軽はずみなことは言えないが、白黒はっきりつけたい。負けたら次のない世界なのでどうなるか分からないが、そういう日が来るような気がする」とニエテスとの再戦に意欲を示した。

 3人のジャッジが一致したのは12ラウンド中わずか1ラウンドだけ。一進一退の高度な技術戦を重ねたが、ジャッジの支持を得ることができなかった。「接近戦には自信があったが、見栄えが悪かった。いつものように主導権を握れなかった」と振り返った。

 ただ、闘志は失われていない。「自分が見据えていたものはそんなに甘いものではなかった。逆に燃え上がった」と力を込めた。

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