元世界王者の小国以載が復帰星「恥ずかしながら帰って参りました」

 「ボクシング・8回戦」(1日、後楽園ホール)

 元IBF世界スーパーバンタム級王者で17年9月の王座陥落後に引退を表明した小国以載(30)=角海老宝石=が約1年3カ月ぶりの復帰戦を4回TKO勝ちで飾った。インドネシアのアレガ・ユニアン(30)を相手に鋭い左ジャブを中心に主導権を握り、4回に左アッパー、左ボディー、左フックで合計3度のダウンを奪って勝負を決めた。

 引退表明後の1月に、以前から痛めて満足にパンチを打てなかった右拳を手術して夏に完治し、今年4月に結婚、8月に長男が生まれたことで復帰を決意し、快勝で再スタートを切った。だが、リング上のインタビューでは「恥ずかしながら帰って参りました」と、故横井庄一さんのマネをしたものの、笑い声はまばら。さらに、「横田庄一さんのマネです」と名前を間違う失態もさらしてしまった。

 それでもめげずに“小国節”を全開。「もう1回返り咲いて、小国でチャンピオン、パパでもチャンピオンになろかなと思います」と、今度は柔道金メダリストの谷亮子さんの名言を借りて笑いを誘い、「来年4月に強い相手とやります。知らんけど。来年ぐらいにまた(世界)挑戦できたらと思います」と、今後の展望を語った。

 久々のリングについては「緊張がヤバかった。今日は判定でいいわと思った」と冷静にコメント。右拳は「全然痛くなかった」と言うものの、「やっぱり見ちゃう。ワンツー遅いでしょ」と課題も口にした。

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