９月１８日に胃がんのため４１歳で死去した格闘家の山本ＫＩＤ徳郁さんの「お別れの会」が４日、都内の青山葬儀所で行われた。人望の厚さを示すように、ライバルだった魔裟斗氏、格闘家の那須川天心、堀口恭司、俳優で歌手の田口淳之介ら、関係者約１０００人が参列した。

　ＫＩＤさんと親交があった元ＷＢＡ世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏も参列した。１６年大みそかに行われた自身最後の試合で敗れた翌日、都内の自宅近くをしょぼくれて歩いていたところ、車で通りかかったＫＩＤさんに「内山く～ん！！」と声をかけられ、元気を取り戻したという。「ショックですね。元気で強かった人が…。さみしい」と沈痛な面持ちだった。