小西伶弥が世界前哨戦「KO狙っていく」山中竜の引退に「目標にされる選手に」

12月1日に初防衛戦を行う小西伶弥(左)。右は仲村正男
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 ボクシングの真正ジムは31日、神戸市内で会見を行い、12月1日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で男女計6つのタイトルマッチを行うと発表した。

 男子ではWBOアジア太平洋ライトフライ級王者の小西伶弥(25)がリチャード・ロサレス(25)=フィリピン=と2度目の防衛戦に挑む。

 小西は「誰がどう見ても“完封”の内容で、KOも狙っていきます。自分のいいところを出してしっかり勝って、また世界戦につなげられるような内容で防衛したい」と圧勝宣言。同ジムの山下正人会長は「来年には世界戦をやらせたい気持ちでいる。今回は試合内容」と世界前哨戦と位置付けた。

 同門で前WBO世界ミニマム級王者の山中竜也(23)が硬膜下血腫で現役引退を余儀なくされた。小西は「現役選手として、久保(隼)さんもそうですが、自分も真正ジムを引っ張っていかないといけない立場なので、世界チャンピオンになるのはもちろん、後輩からも目標にしてもらえる選手にならないといけない」と、強い責任感を口にした。

 戦績は小西が16勝(6KO)1敗、ロサレスが13勝(7KO)7敗2分け。

 他の主な試合は以下の通り

 ▽WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチ10回戦 王者=江畑佳代子(ワタナベ)-挑戦者=多田悦子(真正)

 ▽WBO女子アジア太平洋ミニフライ級王座決定戦8回戦 ワッサナ・カームデー(タイ)-佐伯霞(真正)

 ▽東洋太平洋女子フェザー級タイトルマッチ8回戦 王者=藤原芽子(真正)-挑戦者=三好喜美佳(川崎新田)

 ▽東洋太平洋女子アトム級王座決定戦8回戦 慶美奈代(真正)-松田恵理(TEAM10COUNT)

 ▽WBOアジア太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 カルロ・マガリ(フィリピン)-挑戦者=仲村正男(渥美)

 ▽フェザー級8回戦 久保隼(真正)-ノルディ・マナカネ(フィリピン)

 チケットはリングサイドA=2万円、リングサイドB=1万円、立見・自由席=5千円。問い合わせ先は真正ジム=TEL078・335・5147。

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