藤波“因縁”のカネックと30年ぶり激突「記憶がよみがえった」

 「プロレス・ドラディション」(19日、後楽園ホール)

 藤波辰爾(64)が往年の好敵手エル・カネック(66)と88年以来30年ぶりに対戦した。78年のカネック敵前逃亡事件、79年のWWFジュニアヘビー戦での死闘は語りぐさだ。

 2人は先発で激突し、藤波がヒップトス、コブラツイストで先制。その後、正式な絡みはなく、カネックが丸藤正道をコブラに捕らえている間に、藤波がKAZMAを逆さ押さえ込みで仕留めた。

 カネックと握手を交わした藤波は「前の記憶がよみがえった」と笑顔。カネックは「われわれは生ける伝説」と胸を張った。

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