初KO負けのパヤノ完敗認める「もちろん彼(井上)が優勝候補」

 1回、パヤノを一撃でKOした井上(右)=撮影・出月俊成
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 「ボクシング・WBSS1回戦、WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(7日、横浜アリーナ)

 王者・井上尚弥(25)=大橋=が階級最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の1回戦に臨み、同級4位で元同級スーパー王者のフアンカルロス・パヤノ(34)=ドミニカ共和国=に初回1分10秒KO勝ちした。

 22戦目で初のKO負けのパヤノは完敗を認めた。「みなさんが見た通りの試合でした。油断したわけではないが、パンチが入った」と振り返った。

 開始1分、左ジャブに続いてパヤノの入り際を狙った井上の右ストレートをまともに浴びて硬直した状態で後方に沈んだ。「あのパンチは見えてなかった。とにかくパンチの届かない距離で戦おうと思っていたが、入ってしまった」と説明した。

 そして勝者については「もちろん彼が優勝候補だろう」と語った。陣営も「彼がこのトーナメントのウイナーだろう」と同意した。

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