拳四朗7回TKOでV4 さえる左ジャブ!元IBF王者メリンドを完封

 6回、ミラン・メリンドにパンチを出す拳四朗(左)=撮影・堀内翔
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 「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(7日、横浜アリーナ)

 王者・拳四朗(26)=BMB=が7回TKOで、同級5位で元IBF世界同級王者のミラン・メリンド(30)=フィリピン=に勝利。昨年5月に獲得した王座の4度目の防衛に成功した。

 メリンドは昨年5月に八重樫東(大橋)に1回TKO勝ちしてIBF世界同級王座を獲得。大みそかには当時のWBA世界同級王者・田口良一(ワタナベ)との統一戦に臨み、フルラウンド戦い抜いた末に判定で王座を失った。

 今年もまた日本のリングに上がった強豪に対し、拳四朗は軽快なフットワークとジャブで初回を優位に進める。メリンドも得意の右クロスを狙うが、距離が遠くヒットしない。4回終了時の公開採点は3者とも39-37で拳四朗のリードとした。

 6回にはメリンドの左目上を切り裂き、スピードのある連打を上下にたたき込んだ。完全にペースをつかんだ7回、メリンドの出血がひどくなり、ドクターチェックの後にストップとなった。

 3連続KO勝利で4度目の防衛に成功した拳四朗。「自分のボクシングを信じて貫き通した。距離感がすごく良かったと思います」と納得の表情。「これからも防衛を続けて具志堅さんの記録(13連続防衛)を抜くくらいの大物になりたい。応援よろしくお願いします。おおきに!」と満員のファンにあいさつした。

 拳四朗の通算戦績は14戦14勝(8KO)。41戦37勝(13KO)4敗。

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