山本美憂 弟KIDさんに勝利ささげる 30日の試合出る「勝っていい報告を」

 「総合格闘技・RIZIN.13」(30日、さいたまスーパーアリーナ)

 総合格闘技RIZINは20日、都内で会見を開き、18日に41歳で死去したプロ格闘家の山本KID徳郁(本名岡部徳郁、旧姓山本)さんの姉・山本美憂(44)が30日の大会で行われる対アンディ・ウィン(米国)戦に予定通り出場することを発表した。闘病中だったKIDさんに戦っている姿を見せるために、自ら直訴して実現させた一戦。RIZINを通じて「勝って弟にいい報告をしたい」と勝利を誓った。

 志半ばで天国へ旅立った弟のために戦う。この日、美憂は姿を見せなかったものの、「この度の事で皆様にご心配をお掛けしていますが、私、山本美憂は9月30日のRIZIN.13は予定通り出場いたします。もちろん勝って弟にいい報告をしたいと思いますので応援よろしくお願いします!皆様、沢山の励ましのメッセージを頂き本当にありがとうございます!」と気丈なコメントを発表した。

 会見に出席したRIZINの榊原信行実行委員長は2年以上前からKIDさんの胃がんとの闘病を把握しており、当初は30日に美憂の試合を組む意思はなかったという。だが、「自分が戦うことでがんと闘うKIDにエールを送りたい」と美憂に直談判され、「世の中には伝わらないかもしれないけど、美憂の思いに応えようと組んだ」と説明した。

 また、榊原実行委員長は会見前に美憂に電話をし、「気丈と言うか、明るく前向きに戦うことが弟の手向けになる、と会話の中から感じた」という。KIDさんはグアムの病院で息を引き取ったとのこと。「KIDはそういう姿(闘病)を見せなかった。都内で治療ではなく、みんなの目に触れない地方で抗がん剤治療をしたりとか、彼の格闘家としての美学。まわりに気を使わせたくないところもあったと思う」としのんだ。

 大会のチケット販売は好調で増席を繰り返し、約2万5千人入場を見込む。大観衆の前で姉が弟に勝利を届ける。

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