元K-1戦士 KIDさんの思い出明かす「あの時連れて帰ってもらっとったら…」

 元全日本キックウエルター級王者で、K-1ワールドMAXで活躍した山本優弥さんが18日深夜、インスタグラムを更新し、18日に41歳の若さで死去した総合格闘家の山本“KID”徳郁さんとの思い出を明かしている。

 山本さんは2006年2月4日のK-1ワールドMAX日本代表決定トーナメント1回戦でTATSUJIと対戦し、右肩を脱きゅうしてTKO負け。試合続行を叫ぶ姿が話題となった。

 この姿を見たKIDさんは、関係者を通じて「こいつ誰?面白いヤツだな!俺の車で乗せて連れて帰っていい!?」と、送ることを申し出てくれたが、山本さんは「心身ともにボロボロなのにあんな怖い人に連れて帰られたらもうホントヤバイ」と思い、「治療もあるんでスミマセン」と、KIDさんの申し出を断ったという。

 山本さんは「でも今ならわかる。。。多分一緒に帰っても怖くなかったですよね。優しかったですよね。あの時KIDさんに連れて帰ってもらっとったら優弥の人生はまた違っとったんじゃろうなと思います。どういう心境でそう言ってくれたんです?って聞くん忘れとった。僕がそっちに行った時に教えてもらえるの楽しみにしています」と、KIDさんへの思いをつづっている。

 山本さんはその後、2009年のK-1ワールドMAX世界トーナメントでベスト4に入るなど、K-1ワールドMAXの主力選手として活躍した。

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