山本“KID”徳郁さん死去 鮮烈K-1デビューの村浜戦を振り返る

 “神の子”と称され、ライバルからも愛された格闘家、山本“KID”徳郁さんが死去したことが18日、自身が手掛けるジムの公式サイトで発表された。ファンの間では過去のいくつもの熱戦が語り草となっているが、中でも印象深いものの一つに、04年2月24日、K-1デビュー戦となったワールドMAX日本代表決定トーナメントの村浜武洋戦がある。当時のデイリースポーツをもとに、試合やKIDさんの発言を振り返った(以下、敬称略)。

 総合格闘技の修斗を経てのK-1参戦となったKIDは、前日計量では出場選手中最も軽い66・5キロ。そんな状況にも「みんなになくて僕にあるものがある。それはスピード」と堂々と宣言していた。さらに、それ以前に練習を公開した際には、K-1の基礎となるキックボクシングの練習は取り入れず「バーリトゥードの練習しかしません」と明言していた。

 そして試合当日。リングサイドから山本美憂、聖子の姉妹が見守る中、鮮烈なデビューを果たした。村浜はこの日のトーナメントで本命視されており、K-1ルールではKIDが不利と考えられていた。しかし、投げや後頭部への打撃など反則行為も含め、野性的かつ荒々しい攻めで試合のペースをKIDはつかんでいく。注意も与えられたが相手を圧倒。そして2回2分38秒、カウンターで入ったフックで村浜をリングに沈めた。

 この日の試合は8選手によるトーナメント戦で最大3試合戦わなければならなかった。村浜戦で右手の指を骨折し、以後の試合出場は断念したものの「自信になった」とコメント。この1戦が周囲に与えた印象は鮮烈で、この年の大みそかに組まれたビッグマッチの魔裟斗戦へと展開していくことになる。

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