田口良一 現役続行を表明「リベンジしたい気持ちが強くなった」
ボクシングの元WBA・IBF統一世界ライトフライ級王者の田口良一(31)=ワタナベ=が20日、都内の所属ジムで会見を開き、現役続行を表明した。
田口は5月にヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に3者とも1点差の判定で惜敗し、約3年5カ月防衛した王座から陥落。試合後は周囲に引退の意思を告げたが、約1カ月悩んだ末に、「(ブドラー戦は)納得できない不完全燃焼で、リベンジしたい気持ちが強くなった」と決意した。
「減量が昔に比べて大変」とフライ級も視野に入れ、所属ジムの渡辺均会長はライトフライ級で王座を奪回させた後、24日に行われるWBO世界フライ級王者・木村翔(青木)-挑戦者・田中恒成(畑中)戦の勝者に挑戦することを計画。「田口はチャレンジする試合は強い」と復活を期待した。