元女子プロレスラー亜利弥’さん死去 ジャガー横田のキューピッド役

 乳がんで入退院を繰り返していた元女子プロレスラーの亜利弥’さん(本名・小山亜矢)が27日、都内の病院で死去した。45歳だった。告別式は家族葬で行われる。

 和歌山市出身で、小・中学で同窓の田中将斗(現ゼロワン)がFMW入りしたことに感化され、吉本女子Jd’に入団。96年4月、東京・六本木ヴェルファーレの旗揚げ戦でデビューした。

 その後は大日本、LLPWに所属。格闘技にも挑戦し、師匠のジャガー横田とリングドクターの木下博勝医師を結婚に導くキューピッド役にもなった。

 16年1月のデビュー20周年興行(新木場)の開催会見で乳がん(ステージ4)のため余命宣告を受けたことを告白。記念マッチでは大仁田厚、田中とトリオを結成した。17年4月の引退興行(新宿FACE)ではバトルロイヤルに出場。同大会にはジャガーらJd’出身選手をはじめ当時スターダムの紫雷イオも参加した。

 前日に病院に見舞った田中は「意識はもうろうとしていたが、こっちの言うことには反応してくれた。頑張ってほしかったが、がんを宣告されたときから覚悟をしていたようだ。気持ちの強い人だった」と、冥福を祈った。

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