木村翔、タイ合宿へ出発「技術よりスタミナ強化」

 「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(9月24日、武田テバオーシャンアリーナ)

 WBO世界フライ級王者の木村翔が26日、3度目の防衛戦へ向けた2週間のタイ・バンコク合宿へ出発した。目的は「技術よりもスタミナ強化」。同行する日本フライ級王者の黒田雅之(川崎新田)を主な相手に2週間で8ラウンドを6回、12ラウンド2回のスパーリングを消化する。

 現地では1泊約3000円のホテルで所属ジムの有吉将之会長と同室に宿泊。有吉会長はいびきがひどく、木村は耳栓が必須で、「2週間一緒ですからね。過酷。メンタル強化ですよ」と苦笑した。それでも、ホテルの隣にジムがあるなど利点もあり、「その行き来しかしない。練習に集中できるのでいい環境」と歓迎。過酷な環境でプロたたき上げの“雑草魂”に磨きをかけ、プロとアマでエリート街道を歩む挑戦者・田中恒成の行く手を阻む。

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