新王者・伊藤 37年ぶり快挙で凱旋帰国も… アマ騒動に話題「持って行かれた」

 米国で28日(日本時間29日)に行われたWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦で勝利し、新王者となった伊藤雅雪(27)=伴流=が3日、成田空港着の航空機で帰国した。

 チャンピオンベルトを引っさげて現れた甘いマスクの新王者。日本人では37年ぶりの米国での世界奪取に「まだ実感がないですが、周りが喜んでくれるのがうれしい」とさわやかな笑みを浮かべた。

 米国では2児の父ならではの骨折りもあった。前日計量後に空港へ家族を迎えに行ったものの到着が遅れて深夜11時まで待ちぼうけ。だが、「逆にいいリラックスになった」と、思わぬ効果もあった。試合翌日は妻子、両親、兄弟を乗せたバスを自ら運転して観光。「すごく暑いし、全身筋肉痛で早く帰りたかった」とこりごりの様子だった。

 次戦は未定だが、「世界的に名のある選手とやりたい。米国でもどこでもやる」と場所は問わない。また、王座奪取後に日本でアマチュアボクシング界の騒動が勃発したことには、「(話題を)持って行かれた感じ。さみしい」と苦笑した。

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