助成金不正流用疑いの日本ボクシング連盟 HPで謝罪と反論

 助成金の不正流用疑惑が出ている日本ボクシング連盟(山根明会長)に対し、都道府県連盟の幹部や元選手ら関係者333人がスポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ協会などに郵送で提出した告発状に対して、日本連盟は30日夜、公式ホームページで反論した。

 告発状がJOC等に提出されたことについて日本連盟は「アマチュアボクシングファンの皆様、選手の皆様、関係者の皆様に、多大なご迷惑をおかけしたこと、まずお詫び申し上げます」と謝罪したが、告発状に記載された事実関係については「事実と異なる部分が多くあり、そのため、一連のマスメディアにおける報道も、正しい事実関係を反映しているとは言えません」と反論した。

 その上で今後について「告発状に対するJOC等の判断を待って、当連盟としての方針、対策を講じていく所存です」とした。

 告発状を送付したのは都道府県連盟の有志による「日本ボクシングを再興する会」で、告発状は「アスリート助成金の不正流用の教唆および隠ぺい」「試合用グローブ等の不透明な独占販売」「山根会長の暴行疑惑」など13項目から成っている。

 2016年リオ五輪に男子ライト級で出場した成松大介選手=自衛隊=への助成金240万円が、日本連盟の指示で3等分されて別の2選手に80万円ずつ渡されていた不正流用の疑いも指摘されている。

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