西日本ボクシング協会 ボクサーのセカンドキャリアに向けた研修会実施へ
西日本ボクシング協会(協会長=井岡弘樹ジム・井岡弘樹会長)は5日、大阪市浪速区の同協会で会見し、プロボクサーのセカンドライフ充実のため研修会を実施することを発表した。
セカンドキャリアの充実を協会長選のマニフェストに掲げていた井岡協会長。公約通りに、ボクサーが引退後に社会人として人生を全うし、社会に順応していくための手助けとなる取り組みを起こす。第1弾として15日に井岡弘樹ジムに受験指導やプロ講師育成など人材育成の専門家である小川大介氏を招き、研修会を行う。研修会ではどのような仕事が向いているのかなど探っていくという。ボクサー、ジムオーナー、トレーナーが無料で参加できる。
元世界2階級制覇の井岡協会長1998年に現役引退後、2002年にジムを設立。「引退して、本当に第二の人生で何をすればいいのか分からず、つらい時期もあった。世界チャンピオンだった僕でもそうだったので、4回戦や6回戦のボクサーはもっと大変だと思う。研修会を通じてセカンドライフを考えていければ」と、自らの体験を通じ、セカンドライフを見つめる重要性を説いた。