RIZIN・那須川天心、左手首負傷で夏の2大会欠場か「戦うことに疲れている」
総合格闘技イベントのRIZINは20日、都内で会見を開き、「RIZIN.11」(7月29日、さいたまスーパーアリーナ)と「RIZIN.12」(8月12日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の一部対戦カードを発表。7月の大会に出場予定だった“神童”那須川天心(19)は左手首を負傷したため、RIZINの榊原信行実行委員長は「休ませるべきタイミング」と欠場させることを示唆した。
那須川は17日に行われたキックボクシングのRISE世界フェザー級王座決定戦でロッタン・ジットムアンノン(タイ)を苦戦の末に判定で破って王者となったが左手首のじん帯を負傷。榊原実行委員長によると全治4週間と診断されたとのことで、那須川の出場について「厳しい状況と重いながらも、ケガの回復を待って判断をさせていただきたい」と話した。
さらに、キックボクシングと総合格闘技の二刀流で無敗の快進撃を続け、RIZINの看板選手となった那須川の現状を「戦うことに疲れている。背負っているもの、みんなの期待に応えていかないといけないという、大人の事情もある」と指摘。
「7月もゴールデンタイムでの放送を予定している中で言えば、天心の試合は欠かせない」と苦しい事情を明かしながらも、9月の大会では那須川の要望によって実現したキックボクシングルールの世界トーナメントは開幕することもあり、「そこに穴を開ければ本末転倒。休むことも仕事だから。休ませてほしいと言えない子だから、周りが休ませるべきタイミングじゃないか」との考えを示した。
この日に発表されたカードは以下の通り。
◆「RIZIN.11」(7月29日、さいたまスーパーアリーナ)
▽女子MMAルール(57・0キロ)5分3回※肘あり
中井りん(修斗道場四国)-杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)
◆「RIZIN.12」(8月12日、愛知・ドルフィンズアリーナ)
▽MMA特別ルール(77・0キロ)5分3回※肘あり
ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)-住村竜市朗(TEAM ONE)
▽MMA特別ルール(66・0キロ)5分3回※肘あり
日沖発(ALIVE)-朝倉未来(トライフォース赤坂)
▽女子MMAルール(65・0キロ)5分3回※肘あり
KINGレイナ(FIGHT CLUB 428)-ケイトリン・ヤング(米国)
▽MMA特別ルール5分3回(120・0キロ)※肘あり
ロッキー・マルティネス(グアム)-侍マーク・ハント(Martial Arts Fighter team)
▽MMA特別ルール(70・0キロ)5分3回
矢地祐介(KRAZY BEE)-ブルーノ・カルバーリョ(ブラジル)