日本ボクシングコミッション(JBC)は28日、日本選手で初めて世界戦でのドーピング違反で処分を受けた尾川堅一(30)=帝拳=にプロボクサーライセンスの1年間停止処分を科したと発表した。期間は試合翌日の17年12月10日から。ジム会長、担当トレーナーは戒告処分となった。
JBCは日本初の事態を「ファンの信頼ならびに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」とした。尾川は17年12月9日のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦で判定勝ちした後に違反が発覚。薬物の意図的摂取を否定し、現役続行の意思を示している。