3階級制覇の尚弥、最強トーナメント「WBSS」参戦明言「出場します!」

コーナーに上がりファンに手を上げる井上尚弥=大田区総合体育館(撮影・園田高夫)
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 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(25日、大田区総合体育館)

 ダブル世界戦のメインイベントでWBA世界バンタム級タイトルマッチが開催され、元世界2階級王者で同級2位の井上尚弥(25)=大橋=が、王者のジェイミー・マクドネル(32)=英国=に初回1分52秒TKOで圧勝し、3階級制覇を達成した。

 王座を獲得した井上はリング上で、今秋開幕予定の賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」から正式にオファーが届いていることを認め「出場します!」と宣言した。

 WBSSとは米国とドイツのプロモーターが仕掛けた高額賞金トーナメント。第1シーズンとして2017年9月にスーパーミドル級とクルーザー級で開幕した。主要団体王者ら各階級8人が参戦し、約1年をかけて準々決勝、準決勝、決勝を戦い、団体の垣根を越えて階級トップを決める。初回は賞金総額5000万ドル(55億円)。優勝者にはモハメド・アリ・トロフィーとともに賞金1000万ドル(11億円)が贈られるということでも話題を呼んでいる。

 主催団体は今月9日にバンタム級とスーパーフェザー級で第2シーズンの開催することを発表。バンタム級では、すでにWBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)、IBF王者エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)との契約が完了し、出場が決定している。この3人の王者に続く、残り1つのシード枠に井上が入ることが濃厚だ。

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