キック王者の“闘ふ神主”、KNOCK OUT参戦に意欲

 キックボクシング団体「JAPAN KICKBOXING INNOVATION」の大会「Champions Carnival 2018」(13日・ディファ有明)のメインイベント、INNOVATIONフェザー級タイトルマッチで激突する王者の“闘ふ神主”櫻木崇浩(31=武勇会)と、挑戦者の同級1位・浅川大立(36=ダイケンスリーツリー)が9日、意気込みを語った。

 防御型を自認する櫻木と武闘派の浅川、対照的な2人は昨年8月19日に激突。当時は1階級上のスーパーフェザー級トップランカーだった浅川に軍配が上がった。

 櫻木は「過去最大のダメージを負いました。1カ月は引きずるほどで、ディフェンスマスターを目指す自分的にはショックな内容」と振り返り、「守る強さと攻める強さの対決」と、リベンジのチャンスに腕をぶした。

 防衛戦の先には「WBC日本フェザー級タイトルを狙いたい。そんな王道路線を歩む自分にKNOCK OUTさんが声をかけてくれれば最高」と、梅野源治、森井洋介、那須川天心らトップ選手が参戦する肘ありルールの国内最大イベント「KNOCK OUT」参戦を見据えている。

 挑戦者の浅川は3月25日の翔貴戦で、6度のダウンの応酬という団体史上屈指の激闘を制して5回KO勝ち。自分でも「代表作」と自負する名勝負を経て、勢いに乗ってのタイトル戦となる。

 櫻木との対戦に「前回は倒せなかったので今回はKOします!俺はあの頃から数倍強くなっているから確実に!」とKO宣言。「タフな相手なので楽勝とはいかない」と冷静だが、「正面からブッ倒しにいくだけ」と、自分流を貫く構えだ。

 会場のディファ有明は今夏までに閉館することが決まっており、INNOVATIONは今回が最終興行。「プロデビュー戦の会場ですし、雰囲気もあって、何度も上がっているリングなので寂しい」と閉館を惜しみつつも「究極、何も関係ない。リングの上は男と男の1対1。向かい合ってよーいドンで倒し合い。俺にとってはそれだけ」と、浅川節をうならせていた。

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